11月17日 横浜〜太平洋
大さん橋
 この写真は、このクルーズの出発日に撮ったものである。つまり11月17日の写真である。1か月以上前からクリスマスツリーとは。こういうのを見ると、最近は日本でもキリスト教徒の人が増えたんだなあとつくづく感じる。
乗船
 レセプション前では、意外なお出迎えがあった。昨年はモーツァルトの時代風?の人はいなかった。オーストリアの国旗があちこちにあるのは昨年と同じ。
 音楽の演奏も、この日はヒミグトリオではなく、飛鳥オーケストラであった。ただし、音楽はウィーンに関係なさそうなものだった。
セイルアウェイ・パーティ
 出航は17時だが、夏と違いあたりはもう暗い。
 いつものように、ヒミグトリオの音楽とセイルアウェイ・ドリンクでパーティが行われた。
出航の銅鑼
 飛鳥では写真のようにオフィサーが銅鑼をたたきながら回る。フェリーでは放送で銅鑼の音が流される場合もある(普通は何もない)。
 ちなみに右にいるコートを着た人たちは、ザイフェルト四重奏団の方々である。
ライトスナック(ビスタ・ラウンジ)
 出航後はすぐにビスタ・ラウンジへ直行した。もちろんライトスナックを食べるためである。
 ただし、あたりはもう暗いので景色は見ることができない。
カード・ルーム
 ライトスナックを食べた後、夕食まではまだ時間があったので船内をうろちょろした。
 写真はカード・ルームである。麻雀や将棋などができるようだ。長期のクルーズでないと利用しなさそうである。
正餐[2回目](フォーシーズン・ダイニングルーム)
 夕食はゲストシェフ神田真吾さん監修によるオーストリア料理だった。この方は、日本人として初めてオーストリア国家検定料理マイスター試験に合格したとのこと。テレビ等でも見たことのある方だ。
 食事が終わる頃には出口にいて、挨拶したりサインや写真に気軽に応じてくれた。とても優しい感じの人であった。 
 メニューは以下の通り。
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 前菜:牛頬肉のプラリネ ハーブサラダ パンプキンシードのドレッシング
 スープ:1.レンズ豆のスープ バイシンケンと共に
     2.ハーブ風味のフリタッテンスープ 鶉のポーチドエッグ
     3.リースニングワインスープ 淡雪仕立て
 魚料理:軽く燻製した岩魚のフィレ 胡瓜のラグー・ディル風味 茸添え
 メイン:1.詰め物をした仔牛骨付きロースト チコリ添え、
                        根セロリのピューレと共に
     2.鴨胸肉のロースト 大麦のリゾット仕立て 黒ビールのソース
     3.ウィーン風バックヘンデル(地鶏) ポテトサラダ 
                          粒マスタードソース
     <ヘルシー料理>スズキと帆立の白ワイン蒸し
             又は 季節の温野菜
 デザート:1.けしの実のシュマーレン 林檎のコンフィー
      2.トプフェンクヌーデル ベリーのラグー
      3.ブフテルン バニラソース
 食後のお飲み物:ウィーンナコーヒーと小菓子
 飛鳥自家製各種パン
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 私は2-3-1をチョイスした。食事中、神田さんは挨拶に出てきて、「オーストリア料理はフランス料理等と比べ地味なので満足してもらえるか・・・。」などとおっしゃっていた。確かに色彩的には地味な感じもするが、私にはとてもおいしかった。
 写真は別のページに載せた。なお、スープの写真は残念ながら撮り忘れてしまった。
 この日夕食はゲストシェフで尚かつ食後のショーもザイフェルト四重奏団のせいか、ダンサーたちが食事に来ていた。ちょうど私の隣のテーブルで、時々おかしなことをやるので笑えた。
 なお、この日のドレスコードは「インフォーマル」だが、(注)がついていて、「乗組員は盛装でお迎えしますので、フォーマルな服装でもお楽しみ頂けます。」と書いてあった。そういえばアスカデイリーには「正餐(Formal Dinner)」と書いてあった。
ウィーン・ザイフェルト四重奏団(グランド・ホール)
 夕食後は、グランド・ホールでウィーン・ザイフェルト四重奏団の演奏を聴いた。スイート以上の方々には前の方の席が確保されている。私は2階の前列の席に座って聴いた。
 この四重奏団はウィーンフィルのメンバーからなっているが、以前とは異なっていて、現在はリーダーのザイフェルトとその息子たちといった感じの団体だ(年齢的に)。
 プログラムは以下の通り。
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  モーツァルト     ディベルティメント ヘ長調 K138
  ハイドン       弦楽四重奏曲 第38番 変ホ長調 第2楽章
  ハーバー       弦楽四重奏曲 ロ短調
  クライスラー     プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
  ヨゼフ・シュトラウス 遠方から(ポルカ・マズルカ)
  ザイフェルト     飛鳥ワルツ
  ザイフェルト     甘いくちづけ
  ドヴォルザーク    スラブ舞曲集 第1集 
  <アンコール>
   J・シュトラウス  「飛ぶ」?(不明)
   タンゴ
   ジーツィンスキー  「ウィーン、我が夢の街」
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 この日の演奏は45分で、比較的ポピュラーな軽い曲が多かった。演奏はリーダーのザイフェルトだけが目立つ曲(編曲)が多く、弦楽四重奏の演奏の感じはしなかった。
 「飛鳥ワルツ」と「甘いくちづけ」は、ザイフェルトの作曲らしく、曲は今ひとつだが余興?がおもしろかった。
 アンコールの最後は、有名な曲だった。ここで初めてこのクルーズの名前にある「ウィーンスタイル」を感じることができた。
 今回のクルーズには関係ないが、2006年1月1日のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートにこの四人とも出ていた。
レイトナイト・スナック(フォーシーズン・ダイニングルーム)
 夜食は23時からと遅いが、とりあえずいつも行くことにしている。
 この日のメニューは以下の通り。
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   山菜そば  蟹焼売  豚肉ちまき
   ケーキ フルーツ ジュース コーヒー 紅茶 
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ミュージック・タイム(ビスタ・ラウンジ)
 この日の最後は、ビスタ・ラウンジにヴァージン・ピニャコラーダを飲みに行った。